育児と仕事の両立を応援!最大100万円の助成金で変わる働き方
- 西川 浩樹
- 34 分前
- 読了時間: 3分

「育児をしながら働くのは大変…」
「社員が働きやすい環境をどう作ればいい?」
中小企業の経営者の皆さん、そんなお悩みはありませんか? 育児と仕事の両立は、多くの従業員にとって大きな課題です。優秀な人材の離職を防ぎ、働きがいのある職場を作ることは、企業にとって不可欠な取り組みとなっています。
そこでぜひ知っていただきたいのが、「両立支援等助成金(柔軟な働き方選択制度等支援コース)」です。この助成金は、育児中の社員が働きやすくなるよう、柔軟な働き方を選択できる制度を導入し、実際に利用があった場合に支給されるものです。
今回は、この助成金の魅力や申請のポイントをわかりやすく解説します。
両立支援等助成金ってどんな制度?
この助成金は、厚生労働省が管轄しており、仕事と育児・介護の両立支援に取り組む中小企業事業主を応援するために設けられました 。育児休業の取得促進から、育児中の柔軟な働き方の整備、さらには不妊治療や女性の健康課題への対応まで、さまざまなコースが用意されています 。
今回ご紹介する「柔軟な働き方選択制度等支援コース」は、特に育児中の従業員が働きやすい環境を整えることを目的としています 。この助成金を活用することで、企業は従業員の定着率向上や生産性の向上を図ることができ、従業員は仕事と育児を両立しやすくなります。
支給額は最大100万円!知っておきたいポイント
このコースの支給額は、導入する制度の数と利用人数に応じて変動します。 具体的には以下のようになっています 。
柔軟な働き方選択制度を2つ導入し、対象者が利用した場合:20万円
柔軟な働き方選択制度を3つ以上導入し、対象者が利用した場合:25万円
※1事業主あたり1年度に5人まで申請可能です 。
つまり、制度を3つ以上導入し、4人の従業員が利用すれば、25万円 × 4人 = 最大100万円の助成金を受給できる可能性があります。これは企業にとって大きなメリットですよね!
ただし、この助成金は「利用実績」があることが条件となります。制度を導入しただけでは支給されないので注意が必要です 。
どんな制度が対象になるの?
柔軟な働き方選択制度として認められているのは、以下の5つの制度です 。
フレックスタイム制度
テレワーク制度
短時間勤務制度
保育サービスの手配、費用補助制度
子の養育を容易にするための休暇制度
時差出勤制度
法を上回る子の看護等休暇制度
この中から複数の制度を導入することで、助成金の対象となります 。
なぜ今、この助成金が重要なのか?
働き方が多様化する現代において、企業が従業員のライフイベントに寄り添うことは、企業価値を高める上で非常に重要です。
この助成金を活用することで、以下のようなメリットが期待できます。
優秀な人材の確保と定着:柔軟な働き方ができる職場は、子育て中の従業員だけでなく、これから家庭を持つ世代にとっても魅力的です。離職率の低下や、優秀な人材の採用につながります。
生産性の向上:従業員が安心して働ける環境を整えることで、仕事へのモチベーションが向上し、結果的に生産性の向上につながります。
企業のイメージアップ:仕事と家庭の両立を支援する企業として、社会的な評価が高まります。
「両立支援等助成金(柔軟な働き方選択制度等支援コース)」は、育児中の従業員が抱える働き方の課題を解決し、企業と従業員双方にメリットをもたらす素晴らしい制度です。
「うちは中小企業だから…」と諦める必要はありません! 資本金や従業員数に応じて「中小企業」の範囲が定められており、多くの企業が対象となります 。
ぜひこの機会に、従業員がより働きやすい環境づくりにこの助成金を活用してみてはいかがでしょうか。
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