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優秀な人材が辞めない会社へ!キャリアアップ助成金を活用して定着率と利益を最大化する秘策

キャリアアップ助成金を活用して定着率と利益を最大化

こんにちは、社会保険労務士の西川です。

人手不足が深刻化する昨今、優秀な人材の確保と定着は、企業の存続に関わる最重要課題となりました。

「せっかく採用してもすぐに辞めてしまう」

「もっと従業員のやる気を引き出したい」……

そんな悩みを抱える経営者の皆様に、ぜひ活用していただきたい強力なツールがあります。

それが、厚生労働省が管轄する「キャリアアップ助成金」です。

今回は、非正規雇用労働者の未来を切り拓き、同時に会社の成長を加速させるこの助成金の魅力について、専門家の視点から徹底解説します。


1. キャリアアップ助成金とは?

「キャリアアップ助成金」とは、有期雇用労働者(期間契約社員)、短時間労働者(パート・アルバイト)、派遣労働者といった、いわゆる「非正規雇用労働者」の企業内でのキャリアアップを促進する取り組みを実施した事業主に対して助成される制度です。

簡単に言えば、「働く人の待遇を良くして、成長を後押しする会社を国が全力でキャッシュバック支援します」という制度。単なる返済不要の資金調達だけでなく、社内の人事制度を整える絶好のチャンスでもあります。


2. ニーズに合わせて選べる多彩な「コース」

この助成金には、会社の課題や目指す方向に合わせた複数のコースが用意されています。代表的なものをご紹介しましょう。

  • 正社員化コース 非正規雇用労働者を正社員に転換した場合に受給できます。最も人気があり、採用力の強化に直結します。

  • 賃金規定等改定コース 非正規雇用労働者全員の基本給を一定割合(3%以上など)増額させた場合に受給できます。全体の底上げを図るのに有効です。

  • 賃金規定等共通化コース 非正規雇用労働者と正社員との間で、同一の賃金体系を導入した場合に受給できます。「同一労働同一賃金」への対応を強化できます。

  • 賞与・退職金制度導入コース 非正規雇用労働者を対象に、賞与や退職金制度を新たに導入し、支給した場合に受給できます。福利厚生の充実は定着率を劇的に変えます。

  • 短時間労働者労働時間延長支援コース パートタイマーなどの週所定労働時間を延長し、新たに社会保険に加入させた場合に受給できます。

  • 社会保険適用時処遇改善コース いわゆる「年収の壁」対策として、社会保険加入に伴う手取り減少を補う取り組み(手当の支給など)を行った場合に受給できます。


3. 助成金を活用する「3つのメリット」

① 人材の定着とモチベーションアップ

「頑張れば正社員になれる」「賞与が出るようになった」という事実は、従業員のエンゲージメントを劇的に高めます。離職率が下がることで、採用コストや教育コストの削減にもつながります。

② 企業の社会的信用の向上

「助成金を活用して処遇改善を行っている」ということは、労働法規を遵守し、従業員を大切にしている証拠です。求人票にその旨を記載することで、応募者への強いアピールになります。

③ 経営基盤の強化

受給した助成金は、使い道が自由な「雑収入」となります。次なる設備投資や、さらなる教育訓練の原資として活用することで、会社の成長サイクルを回すことができます。


4. 専門家からのアドバイス:成功の鍵は「事前の計画」

キャリアアップ助成金は非常に魅力的な制度ですが、注意点もあります。それは、「取り組みを行う前に、計画書を労働局に提出し、就業規則を整備しておく必要がある」という点です。

「先に正社員にしてしまった」「先に賃金を上げてしまった」後では、原則として申請ができません。また、就業規則の記載内容に不備があると、せっかくの取り組みが水の泡になってしまうこともあります。


最後に:非正規から「戦力」へ、そして「宝」へ

非正規雇用だからといって、使い捨てのような雇用を続ける時代は終わりました。彼らをどう育て、どう処遇し、いかにして「会社のファン」になってもらうか。その答えの一つが、このキャリアアップ助成金の活用にあります。

「うちの会社でも使えるコースはあるかな?」「手続きが難しそうだな」と感じられたら、まずは専門家である社会保険労務士にご相談ください。貴社の現状をヒアリングし、最適なロードマップをご提案いたします。

助成金を賢く活用して、従業員の笑顔と会社の利益を同時に手に入れましょう!



 
 
 

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