💰【必見】非正規雇用の定着率を劇的アップ!退職金制度導入で最大40万円もらえる裏技:キャリアアップ助成金(賞与・退職金制度導入コース)
- 西川 浩樹

- 2 日前
- 読了時間: 4分

皆さん、こんにちは。社会保険労務士の西川です。
「人手不足の解消」や「従業員の定着率向上」は、企業の喫緊の課題ではないでしょうか。特に、契約社員やパートタイマーといった有期雇用労働者のモチベーション向上と長期的なキャリア形成を支援することは、企業の成長に欠かせません。
そこで今回は、そんな有期雇用労働者の方々のために「退職金制度」を導入した企業が受け取れる、非常に魅力的な助成金、「キャリアアップ助成金(賞与・退職金制度導入コース)」について、具体的な内容と活用法を詳しく解説します。
💡 キャリアアップ助成金とは?
キャリアアップ助成金は、非正規雇用の労働者(有期雇用労働者、短時間労働者、派遣労働者など)の企業内でのキャリアアップを促進するため、正規雇用への転換や、待遇改善に取り組んだ事業主に対して支給される助成金です。
このうち、「賞与・退職金制度導入コース」は、有期雇用労働者に対し、新たに賞与または退職金制度を導入し、実施した場合に助成されるものです。今回は、特に退職金制度を導入した場合に焦点を当ててご説明します。
🎯 退職金制度導入コースの具体的な要件
この助成金を受け取るための主なポイントは以下の通りです。
1.対象となる労働者
導入した制度の対象となる有期雇用労働者です。
2.導入する制度の要件
退職金制度導入により助成金の対象となるためには、以下の基準を満たす必要があります。
有期雇用労働者に対して、1人あたり月額3,000円以上相当の積立を導入すること。
この積立を6ヶ月以上継続して実施し、合計18,000円以上の積立が確認できること。
ポイントは、「積立」であるという点です。これは、事業主が将来の退職金支払いのために、毎月一定額を費用として計上・積立していくことを意味します。
3.助成金額
上記要件を満たし、制度を適切に実施した場合に、企業が受け取れる助成金は以下の通りです。
企業規模 | 助成額 |
中小企業 | 40万円 |
中小企業以外 | 30万円 |
※1事業所あたり1回限りの支給です。
🛠️ 積立方法の自由度の高さが魅力!
「退職金制度の導入は難しいのでは…?」とご心配される必要はありません。この助成金が対象とする「積立」の方法は、非常に柔軟で、企業の状況に合わせて選択できます。
退職金制度の具体的な導入方法としては、以下のようなものが認められています。
自社での積立: 会社の内部で退職金規定に基づき、積立を行う方法です。
外部制度の活用: 外部の専門的な制度を活用する方法です。
中小企業退職金共済制度(中退共): 中小企業のための国の退職金制度。手続きが比較的シンプルで、掛金の一部助成もあります。
企業型確定拠出年金(企業型DC): 事業主が掛金を拠出し、従業員自身が運用する年金制度。税制面でのメリットも大きいです。
生命保険を活用した積立: 損金算入のメリットを考慮しながら、将来の退職金に備えることができます。
📈 なぜ今、退職金制度を導入すべきか?
助成金をもらうことだけがメリットではありません。有期雇用労働者への退職金制度導入は、企業に以下のような大きな効果をもたらします。
定着率の大幅アップ: 将来への経済的な不安が減り、「長く働きたい」という意識が高まります。
優秀な人材の確保: 正社員並みの待遇を用意することで、採用時の競争力が向上します。
企業のイメージ向上: 従業員を大切にする企業姿勢が、求職者や取引先への信頼につながります。
たった月3,000円の積立から、最大40万円の助成金を受け取り、さらに従業員の定着率と満足度を上げられる。これほど費用対効果の高い人材戦略はなかなかありません。
「キャリアアップ助成金(賞与・退職金制度導入コース)」は、有期雇用労働者への待遇改善と企業の成長を両立できる、大変優れた制度です。
ただし、助成金には「計画の提出」や「就業規則等の整備」など、専門的な手続きが必須となります。誤った手順で進めると、せっかくの助成金が不支給となってしまうリスクもあります。
当事務所では、貴社の状況に最適な退職金制度の選択から、煩雑な助成金申請手続きまで、全面的にサポートいたします。
まずは、お気軽にご相談ください。一緒に「働きたい」と思われる魅力的な職場づくりを実現しましょう!
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