「年収の壁」をブチ破る！キャリアアップ助成金「短時間労働者労働時間延長支援コース」で最大75万円をゲットし、人手不足を解消しよう！

皆さん、こんにちは！助成金の専門家、社会保険労務士の西川です。

「人手不足なのに、パートさんが『年収の壁』を気にして勤務時間をセーブしてしまう…」

このようなお悩みを抱える事業主様、非常に多いのではないでしょうか？特に、健康保険の被扶養者認定基準である「年収130万円の壁」は、優秀な人材の働き控えにつながり、企業の生産性低下の大きな原因となっていました。

しかし、ご安心ください！この課題を解決し、企業の戦力アップと従業員の収入増加を同時に実現できる、非常に強力な助成金が新設されました。それが、キャリアアップ助成金「短時間労働者労働時間延長支援コース」です。

このコースは、短時間で働く従業員（パート・アルバイトなど）の労働時間を延長し、新たに社会保険に加入させるとともに、収入増加の取り組みを行った事業主様に対し、助成金が支給される制度です。

最大の魅力は、その支給額にあります。

例えば、小規模企業（従業員30人以下）で5人のパートさんの労働時間を延長し、社会保険に加入させた場合、1年目だけで「50万円 × 5人＝ 250万円」の助成金を受け取ることも可能です。

この助成金は、労働時間延長に伴い増加する人件費や社会保険料の企業負担分を実質的に補填し、過度なコスト負担なく従業員の処遇改善を実現するための、まさに企業と従業員の双方にとってメリットのある制度なのです。

助成金を受け取るには、以下の取り組みを行う必要があります。

キャリアアップ計画の作成・提出：取り組みを実施する前に、必ず「キャリアアップ計画書」を労働局に提出します。
労働時間の延長と社会保険加入：
- 対象となる短時間労働者（有期雇用労働者など）の週所定労働時間を延長し、新たに社会保険（健康保険・厚生年金保険）に加入させます。
収入増加の取り組み：
- 単に社会保険に加入させるだけでなく、「週所定労働時間の延長」と「基本給の増額」を組み合わせて実施するなど、段階的な収入増加の取り組みを行う必要があります。例えば、週所定労働時間を5時間以上延長する、あるいは4時間以上5時間未満の延長と同時に基本給を5%以上増額するといった措置が考えられます。（1年目の取り組み）
2年目の更なる措置（最大75万円受給へ）：
- さらに2年目に、週所定労働時間を2時間以上延長するか、基本給を5％以上増額する、または昇給・賞与・退職金制度のいずれかを新たに適用することで、追加の助成金（最大75万円）が支給されます。